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FAI WORLD GRAND PRIX
of AEROBATICS

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金曜日:公式予選

9:40分、メインゲートを車でくぐるとぼくは音楽を止め、車の窓を少し開けた。

聞こえる、聞こえる、エンジンの音。もう始まっている。
気分はまた高揚して来る、ただ今年も天候はよくない。

エントランス前についてみると驚くことにP5パーキング(エントランス前のメイン駐車場)はもう満杯となっている。平日なのにこれは驚くことだ。注目度が高くなっていることが窺い知れる。

場内にはいり、ゆっくりと席につく。
今大会でよくなったことではじめに気がついたのは解説者が前回のパイロットの名前もよくわからないRC畑の人から、パイロットでありアクロ経験者の某航空誌編集長に変わったことである。これで特に個々の演技の解説がわかりやすくなった。

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今年の金曜日は全て決勝の練習をするということでフォーメーションオープニングも組まれた。本来ならばこの後レクチャーフライトとして代表的な演技のデモが行われるはずだったがこれはキャンセルされた。
とはいえこれはいいアイデアだと思う。実際の演技に入ると複合技も多くて普通の人にはわかりにくくなるからだ。

雨がぽつりぽつりと降ったりやんだりする中、演技は始まった。
初参加が今回も何組かいる。またエレナクリモビッチなどのベテランもパンフの中ではアナウンスされていたのだが参加はしていないようだ。
初参加のクロトフ選手は芸術性が高いようだ、またスタホリック選手は今回ユルギスのSu31を使用していてコブラ(もどき)を最後にやってみせた。

今回初参加のチーム、スホーイデュオは軽快なウエストコースト風のスムーズジャズにのせてなかなかダイナミックでショウ的なマニューバーをみせる。二機同時にハイパフォーマンスマニューバーを見せるのはこのデュオ独特だ。
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ラクマニン選手はロシアの力強い男性ヴォーカル曲にのせていたがこれが淡々とした彼の演技にあっていた気がした。またベゼネイ選手はぼくも好きなサラブライトマンにのせていた。今年は全体的に選曲の傾向が以前までのワルツ・クラシックからポップス・フュージョン系に変わってきているようだ。また個々人の演技傾向にもあっていると感じた。

ユルギス選手も今年はトレードマークのひとつでもあった遠音のテーマでなく、カルミラブラーナに変えたようだ(しかし決勝では別の曲がかかっていた)。これはこれで大魔人のような彼のフライトにはあっているとは思うが遠音のテーマが好きだった僕としてはいささか残念だ。

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今回は天候がまあもったせいで初めて公式練習がたのしめた。しかし例によって午後のフライトはキャンセルされた。これは興行的にも成功しているそうなので開催時期をなんとか調整してほしい。

また今年から3日通して南滑走路を使うことに変わり、バックストレートは滑走路として使われなくなった。これによってハンガーの開放はなくなり、フライトガーデンと称して南滑走路(南ゲート)で機体の公開をするようになった(ハンガーを使うのはブルーインパルスJr.だけとなった^^)。

さすがに金曜日はそれほど人出もなくゆっくり見たり写真に撮ったり出来た。

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f1-pod.jpg (21717 バイト) 今回は早めに終了したので、そのあとはレース場内のホンダFunFunラボとかコレクションホールで時間をつぶした。コレクションホールはF1や二輪レースが好きな人にはぜひお薦めで歴代の名車に囲まれることができる。
ホンダは研究ベースでは車のみならず、良く知られているように人型のロボットやこのようにジェットエンジンまで研究しています。 engine.jpg (19262 バイト)
もてぎの夜はなにもないので健康的に早く寝ましょう(^^)。ただ温泉に入りたいという人には294号線を15分ほど走ったところに健康ランドという施設があります。ここはホテルの外湯のように600円ほどで入ることが出来ます。
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土曜日:公式予選

:今日は8:30位に到着した。するともうP3駐車場より上は一杯(P4は例年プレス用)である。後ろからもぞくぞくと続いてきている。
スタンドに入って見るとそれほどうまってはなく、席には十分余裕があった。

今年は土曜日は規定競技ではなく、公式予選という言い方に変えています。実際みな同じ規定競技をやるのではなく、ただ音楽がなくフリーに自由演技をするという形になっています。また今日の得点は本番の明日に加算されることはなく、単に明日の飛ぶ順番を決めるだけ、ということで実質的に練習の一部のようなものになっていました。

今回はレクチャーフライトということでスペースナイツとスホーイデュオがループとミラーフライト(バックトゥバック)を披露しました。ミラーフライトはたぶんバックトゥバックのヨーロッパでの呼び方だと思います。
二機とも本来の割り当て以上に何回もローパスとロールなどをスタンド前で見せてくれました。

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今日は晴れ上がって気持ちよい空の下で繰り広げられました。やはりスカイスポーツはこうでなければ!

スタホリック選手はユルギスと同じ機体ということでカイリスホイール(というそうですけど、ユルギスの開始技)もどきやコブラもどきを披露します。スベトラーナは去年よりダイナミックな演技です。

また今年はおととしのようにコクピット内のオンボードカメラが復活して臨場感あふれるパイロットの姿を写してくれました。
団体は12分から15分の時間、個人は4分間の競技です。団体はエアショウ的要素が強くなっています。また採点の基準もことなります。

スホーイデュオはどちらがリーダーと決まっているわけではないそうで、とてもすばやくフォーメーションを決めます。
アクロイージーを使うスペースナイツは今年3機に増えたようです。しかしアクロイージーの150馬力って400馬力近くあるスホーイに比べるとたしかに非力だけれど、セスナ172が170馬力にアップさせてスーパーホークって言われるくらいなのでそれに比べればこんなちっちゃい機体に150馬力はかなりすごいといえます。飛行機の場合、車と違って常に高回転域をキープして使うせいかセスナ172なんかわずか20馬力アップでもかなりの体感パワーアップになります。

アパッチも初参加だけど彼らは最近スホーイに転換したばかりで機体感覚にまだなれていないそうだ。かれらの身上はタイトなフォーメーションで3機で1メーター以内が目標とのこと。実際この日はいまひとつだったけれども、日曜日ではよりタイトなフォーメーションで飛んでいました。

 
duo1.jpg (16456 バイト) 手前のパイロットがリーダー機を注視しているのが見てとれます。

今年のもうひとつの特長として機種がほとんどスホーイになってしまい。エクストラがわずか2人でキャップに至ってはゼロ、という点もあげられます。
その少ないエクストラ乗りのひとりピーターベゼネイ選手はエクストラを駆ってすばらしい3次元的なマニューバーをみせてくれました。さすがにスホーイに比べるとロールが早いのがわかります。また今年から4枚ペラに変わりました。

全体に去年より良くなったような気がしましたが、例外はユルギスでいまひとつ本調子ではなかったようです。当人は練習不足といっていたそうです。その分今年はエキシビションでもベゼネイ選手ががんばっていてもりあげてくれました。

個人はART、TECH、POS(ポジショニング)によって採点されます。
クロトフ選手 4884点でTECHがやや低め、スベトラーナは5024点、スタホリックは5100点ARTが高かったようです。
シュロットは5084点、ミマストフは3964と低めですが低空に来すぎたようです。そしてティモフィエフ選手はなんと0、観客席に近すぎということで得点なしです。ラクマニン選手は4950点、ベゼネイ選手は5370点、これはART、TECHとも高いです。チュマル選手は5006点、そしてユルギス選手は5330点でややARTを落としたようです。
また全員なんらかの形で高度ペナルティを受けていました。

チームはPREC、HARM、DIFF、POSで採点されます。
スホーイデュオは4953点、スペースナイツは4946点、アパッチは4948点ということでした。

南滑走路にいってみるとスホーイデュオかアパッチがここの上空でも技を見せてくれています。また着陸が間近にみられることも良い点ではあります。
今回のフライトをどうしても誉めたかったんでベゼネイ選手をみつけてひとこと"Very Good flight!"と声をかけました。

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日曜日:決勝

8時少し前に到着。前回はおなじ宿の人が早かったせいもあって、けん制しあって早めだったけど今回は宿の人たちがゆっくりだったこともあってつられて少しのんびりしてしまった。で、遅れをとりもどそうと裏をかいたつもりで東ゲートからはいったらコレクションホール前の駐車場ならとおもいきや、もっと手前の臨時駐車場的なP21というところに誘導されてしまいました。

いずれにせよ中はまだ余裕はありました。しかし、出足が去年とは比べ物にならずにかなり多く、結果3万人以上入場したそうです。
弁当を買ったコンビニでもおじさんが年々チケットの売れ行きがあがっているといっていました。

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今年もブルーインバルスJr.が登場して家族連れには良いアトラクションでしょう。なんかみょうにうまくなってました(^^)

オープニングはあっさりとしていてレクチャーもありませんでした。それだけみな本番に向かって集中しているようです。ただ天気はよくありません。

本番ではみな昨日のペナルティを警戒してか高めでやっているようです。
結果はティモフィエフ選手5124点、ミマストフ5032点、クロトフ、4988点、チュマル5200点、ラクマニン5140点、スベトラーナ5088点、シュロット5196点、スタホリック5142点、カイリス5384点、ベゼネイ5472点というところでした。
チームではスホーイデュオは6846点、スペースナイツ6536点、アパッチ6818点です。
フォーメーションはアパッチが上かもしれないがアーティスティックなのはデュオの方かもしれない。
今年はカイリスはいまひとつだったがエキシビションではがんばっていたようです。

こうして今回3回目を迎えたアエロも終わりました。
回を重ねるごとに観客も増え、開催も手馴れてきたようです。ただ初回のような華々しさがいまひとつ欠けていたような大会でもありました。

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このページの写真は
EOS3 ,EF70-200/2.8L+TC1.4
,  (RDPIII, Reala, PR100) 
CONTAX RTS, P135+Mutter3  (Scala200x)
CANON DV1 (DV cam)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ホンダが自社製シャーシにこだわって開発したRA099

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